隔年で開催している村の社会福祉大会の今年度の講演は、己抄呼先生によるセミナー「笑う体操」でした。
笑いが健康に良い影響を与えるということで、今年度の講演は笑いをテーマにしよう、と係内で話し合っていました。

開催まで残り２カ月を切った昨年１２月中旬、適度な運動に笑いを絡めて講演してくれる先生はいないかと、係の者がインターネットで検索したところ、「この人がいい感じです。」と資料を見せられたのが己抄呼先生でした。 大変失礼だったのですが、私どもは先生を存じ上げておらず、目を通すといろいろな方面からの依頼があり大変お忙しいようでしたが、ダメもとで杉野社長に直接電話を入れました。 すると大変親切にそして親身に対応してくださり、また講演に絶対の自信を持っていることが伝わりましたので、ご無理を承知でお願いしたところ快くお引き受けくださいました。

お願いした９０分の講演は、本当にあっという間に過ぎていきました。
開始間際にはあいさつ程度の軽い笑いをいれ、会場の皆さんも我々スタッフも、知らず知らずのうちに先生の話術に引き込まれ、体を動かし、小さな笑いはやがて大笑いになり、会場が一体と化しました。 そんな中でも大きな笑いを構成しているのは、会場の一人ひとりの笑顔です。 そういった個々の純粋でとてもいい笑顔が最後にスクリーンに映し出されると、「こんなに楽しそうに笑ってたんだ。」というふうな笑い声や感嘆の声などがあちらこちらで上がっていました。 みなさんの満足そうな雰囲気がじかに伝わり、成功の手ごたえを感じました。

最後になりますが、己抄呼先生に依頼をして本当に良かったと思います。また、先生を陰日向で支えておられる杉野さんには大変お世話になりました。 高齢化率が６０％を超えた日本一の高齢の村ですが、笑うことの大事さを再確認させてくれたお二人に改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。